米ホワイトハウスのコロナ調整官、「峠を越えつつある」

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米国は「峠を越えつつある」 新型コロナ調整官

(CNN) 米ホワイトハウスで新型コロナウイルス対策の調整官を務めるジェフ・ザイエンツ氏は9日、CNNの番組に出演し、新型コロナウイルスの状況について「峠を越えつつある」との見方を示した。ザイエンツ氏は同時に、コロナ疲れもあるが、米国の人々はワクチンの接種を行い、科学的知見に従わなくてはいけないと強調した。

ザイエンツ氏はCNNのインタビューに対し、「わたしの考えでは、われわれは峠を越えつつある」と述べた。

バイデン大統領は先週、米国の独立記念日にあたる7月4日までに成人の70%に少なくとも1回のワクチン接種を行い、1億6000万人がワクチン接種を終えるとの新たな目標を発表していた。ワクチン接種のペースが減速しているが、バイデン政権は引き続き、すべての米国人を対象としている。

ザイエンツ氏は米国の接種率について少なくとも1回の接種を終えた人の割合が58%に達したと語った。

ザイエンツ氏は一部でマスク着用に疲れが出ているとしながらも、米国人は引き続き屋内でのマスク着用について科学的知見に従うべきだと指摘。習慣を変える前に米疾病対策センター(CDC)の新しいガイドラインを待つよう呼びかけた。

ザイエンツ氏は「われわれは全員、通常の生活様式に戻りたいと思っている。われわれはその方向に進んでいると思う。しかし、引き続き自制してほしい。ワクチン接種をして、例えば、混雑している場所でなければ屋外ではマスクを着用しなくてもいいといった新しい特権を享受してほしい」と語った。

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