国防総省とバイデン氏政権移行チーム、会合のスケジュールめぐり不協和音

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会合の日程をめぐり、国防総省と政権移行チームとの見解が対立している/Charles Dharapak/AP/FILE

会合の日程をめぐり、国防総省と政権移行チームとの見解が対立している/Charles Dharapak/AP/FILE

(CNN) バイデン次期米大統領の政権移行チームは20日までに、権限の受け渡しに関する国防総省との重要な話し合いについて、2週間の中断には合意していないと明かした。他方、ミラー米国防長官代行は「ホリデーシーズンの休止期間」を設けることで合意したと主張している。

政権移行チームを統括するヨハネス・エイブラハム氏は18日、記者団に対し「ホリデーシーズンの休暇について双方の合意は存在しない」「むしろブリーフィングなどの予定は、この時期を通じて継続することが重要だと考えている。時間的な余裕はないからだ」と述べた。

国防総省とバイデン氏の政権移行チームとの緊張関係が改めて表ざたになった形だ。これに先立ちミラー国防長官代行は、政権移行チームが当初のスケジュールに休暇期間を設けることで合意していたと発表。18日に予定されていた両者の複数の会合も延期されたとの認識を示した。これらの会合の日程は休暇の後で改めて組まれる見通しだという。

国防総省の報道官は現在再調整中の面談について、計20件近くに上り当局者40人が対象になると説明。これらを来年1月1日以降までの期間に実施するとしている。

国防当局者の1人が明らかにしたところによると、今後2週間で会合の予定はほとんど入っていない。来週行われることになっているのは6件のブリーフィングのみだという。

政権移行チームがスケジュールの先延ばしを知らされたのは17日だと、エイブラハム氏は述べた。ミラー国防長官代行は声明で、国防総省が政権移行チームとの会合をキャンセルしたり拒否したりしているとの報道を否定。引き続き「完全かつ透明性のある移行」に向けて取り組んでいくと強調した。

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