ポンペオ国務長官、共和党全国大会で異例の演説

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共和党全国大会でのポンペオ国務長官の演説が、適法性の観点から物議を醸している/Ashley Landis/AFP/Pool/Getty Images

共和党全国大会でのポンペオ国務長官の演説が、適法性の観点から物議を醸している/Ashley Landis/AFP/Pool/Getty Images

ワシントン(CNN) 米国のポンペオ国務長官は25日、共和党の全国大会で演説した。イスラエルのエルサレムで収録した演説が放映されたが、現職の国務長官が党大会で演説するのは異例で、民主党は演説が法に触れていないか調査に乗り出した。

ポンペオ氏はトランプ大統領の外交政策を賞賛し、トランプ氏が米国第一の考え方を実行に移したおかげで自分たちの家族はより安全となり、自由もより確かなものとなったと述べた。

ポンペオ氏は中国や北朝鮮、中東に対するトランプ氏の外交政策に触れたほか、北大西洋条約機構(NATO)をより強いものにしたとも述べた。また、イスラエルにある米大使館をテルアビブからエルサレムに移したことも賞賛した。

北朝鮮をめぐっては、核実験も長距離ミサイルの発射実験もなくなり、北朝鮮に捕らえられていた米国人も家族の元に帰ってこられたほか、戦争で死亡した米兵の遺体も戻ってきたと述べた。

民主党はポンペオ氏が共和党大会で演説したことについて調査を開始した。国務長官の党大会への参加は異例で、これは前任者らが長年守ってきた現職の国務長官が特に外遊中は党派政治を避けるという前例を破るものだった。

連邦職員らの政治活動への参加を制限する法律や国務省の指針によれば、上院で承認を受けた大統領被任命者は政党の大会や関連したイベントには出席してはいけないとされる。

国務省の広報担当らは、ポンペオ氏は個人の資格で演説を行ったほか、税金も使われていないとポンペオ氏を擁護している。

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