抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」の治験中止、新型コロナに効果みられず 米

抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」の治験が中止となった/George Frey/AFP/Getty Images

抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」の治験が中止となった/George Frey/AFP/Getty Images

(CNN) 米国立衛生研究所(NIH)は20日、新型コロナウイルスに感染し入院中の成人の患者の治療薬として抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」を使う臨床実験を中止したと発表した。

声明で、データと安全性を検証する会合を19日夜に開き、患者に害を及ばさないものの新型コロナの入院患者に有益な結果をもたらす可能性は非常に低いと結論づけたとした。

臨床実験は入院などしている成人の患者470人以上を対象に実施。無作為にヒドロキシクロロキンが投与された患者グループには、偽薬のグループと比べた場合、効果は見られなかったとした。

関節リウマチの治療薬としても使われるヒドロキシクロロキンについては米食品医薬品局(FDA)が15日、新型コロナの治療薬として認めた緊急承認を撤回していた。最近の科学的研究に触れ、患者に有益な結果を与える可能性は少ないと指摘していた。

ヒドロキシクロロキンを巡ってはトランプ大統領が今年3月21日、新型コロナの治療に絡めて「画期的な薬」とたたえ、自らの服用も明かしていた。ただ、その医療的な効能を疑問視し、人体に有害になる可能性もあるとする研究結果が発表されると、言及することもなくなっていた。

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