米民主党候補者が2回目の討論会 初日の勝者と敗者は?

Gabriella Demczuk for CNN

Gabriella Demczuk for CNN

一方でウォーレン氏がディレイニー氏の批判に対し、「何ができないとか、何を目指して戦うべきではないとか、それを語るためだけにわざわざ大統領選に出馬する候補の真意が分からない」と返したのは、見事な反撃だった。ウォーレン氏は本選に勝てる可能性を聞かれた場面でも、「トランプ大統領が勝つとはだれも思っていなかった」と、まさに的を射た言葉で答えた。

さらにもう1人、トランプ氏もこの日の勝者に挙げられる。民間医療保険の全廃が検討され、有力候補のウォーレン氏が不法移民の滞在を合法化しようと主張する展開に、トランプ氏は喜んだはずだ。

トランプ氏は支持率50%を突破したことがなく、再選に向けてプラスとなる自前の材料を持ち合わせていない。つまり同氏が勝つためには、民主党は現実が見えていない、ひそかに社会主義国家を目指しているといった、相手のマイナス材料をかき集める必要がある。今回の討論ではそういう材料がたくさん手に入っただろう。

では討論会で負けたのはだれか。筆頭はオルーク前下院議員だ。前回に比べてやや勢いを示したとはいえ、相変わらず議論にほとんど加わることができなかった。たまに口を開いても、台本通りの硬い発言に終始していた。

クロブシャー上院議員も波に乗るチャンスをつかめないまま、討論を終えた印象だ。

見事な切り返しが印象的だったウォーレン氏も、実は敗者といえるかもしれない。リベラル派の候補としてはサンダース氏の主張がより強力で、はっきりしていた。

民主党内ではかねてから、ウォーレン氏の主張で本選は戦えないとの懸念がくすぶっていた。不法移民を容認する同氏の立場が、この懸念に油を注ぐことも考えられる。

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