航空機に隠れた密航行為、77%が死亡 米FAA調査

FAAの統計によれば、密航を図ったのは1947年以降、少なくとも126人に上った/BRUCE BENNETT/GETTY IMAGES

FAAの統計によれば、密航を図ったのは1947年以降、少なくとも126人に上った/BRUCE BENNETT/GETTY IMAGES

(CNN) 米連邦航空局(FAA)は7日までに、旅客機の車輪収納室などに隠れた国外への密航行為に触れ、世界規模での発生件数の中で77%以上がこれまで死亡しているとのデータを公表した。

この種の密航を図ったのは1947年以降、少なくとも126人とした。

英ロンドンでは最近、自宅の庭で日光浴を楽しんでいた男性の至近距離に、上空を通過する旅客機に隠れていた男性が落下する騒ぎもあった。死亡したこの男性はロンドンのヒースロー国際空港への着陸態勢にあったケニア航空機内に潜んでいた。

FAAによると、密航のため旅客機などに忍び込んだ行為は計44カ国で発生。最多はキューバの9件で、中米のドミニカ共和国と中国が次いだ。最大で34件がアフリカ諸国の空港で発生していた。

米航空会社の旅客機に隠れ、米国内で発覚したのは3件。2014年には16歳少年が旅客機の車輪収納室に隠れ、米カリフォルニア州サンノゼからハワイ州マウイ島までの5時間の飛行を耐えていたことが判明し、世界に衝撃を与えていた。

2000年には24歳男性がエールフランス航空の旅客機に積まれた貨物コンテナ内に潜み、キューバ・ハバナからパリまでの14時間の飛行を我慢していた。

旅客機などを使った密航行為では車輪収納室に身を潜めるのが常套(じょうとう)手段だ。ただ、着陸のため車輪が外へ出始めた際に押しつぶされたりする危険がある。また、収納室は車のトランクより狭い場合が多い。

さらに高度飛行に達した場合、酸素が欠乏し始め、意識を保つのが難しくもなる。飛行中、機外の温度も激しく下がり、密航者の血流に悪い影響を与える。凍傷や低体温症に襲われる危険性も出てくる。

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