「ストレート・パレード」を計画、主催者らに不審な郵便物 米

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「ストレート・プライド・パレード」の主催団体のメンバー。一部に不審な郵便物が届けられた/From Super Happy Fun America

「ストレート・プライド・パレード」の主催団体のメンバー。一部に不審な郵便物が届けられた/From Super Happy Fun America

(CNN) 性的少数者の権利擁護を訴える「プライドパレード」に対抗し、米マサチューセッツ州ボストンで来月31日、異性愛者らの行進「ストレート・プライド・パレード」が計画されているが、主催する団体のメンバー少なくとも3人が1日、不審な郵便物を受け取った。

このうちの1人、サムソン・ラチョッピさんは午後1時半ごろ、郵便受けに差出人のない封筒が配達されていたと話す。裏側はテープで厳重に封をしてあり、振ってみると中身が動く音がした。

危険物処理班が出動して周辺の道路を封鎖し、近所の住民らを避難させたうえで封書を調べた。

ラチョッピさんが仲間のメンバーらに郵便物を調べるよう連絡したところ、副会長のマーク・サハディ氏ら少なくとも2人に同様の封筒が届いていた。

サハディ氏はCNNに、砂のような物が入った封筒を見つけ、警察に通報したと語った。警官からは、光を反射する粒状の「グリッター」と手書きの手紙が入っていたと話があったという。

米連邦捜査局(FBI)と州警察が捜査しているが、FBIの報道官はCNNに、市民の安全が脅かされる恐れはないとの見方を示した。

サハディ氏は、何者かがパレード関連の動機で封筒を発送したのだろうと話す。計画がニュースで大きく取り上げられ、同性愛者を拒絶する行動だと非難されているからだ。

だが会長のジョン・ヒューゴ氏は、「同性愛に反対するのではなく異性愛を支持するイベントだ」と強調した。

パレードはすでにボストン市当局の許可を得ている。集まったボランティアは350人を超え、当日は2000人の参加者が見込まれるという。

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