警官が自称「妊婦」を射殺、目撃者の映像拡散で物議 米

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警官が女性に発砲する場面を捉えた映像がSNSで拡散し、物議を醸している

警官が女性に発砲する場面を捉えた映像がSNSで拡散し、物議を醸している

(CNN) 米テキサス州ヒューストン近郊で13日深夜、警官が「妊婦」を自称する女性を射殺した現場の映像が、ソーシャルメディアに投稿されて拡散し、物議を醸している。

地元警察によると、警官はアパート敷地内をパトロールしている時、かねてから手配中の女性(45)を見かけ、逮捕しようとした。

携帯電話で撮影された映像には、女性が警官に向かって「歩いて家に帰るところだ」と叫び、「嫌がらせ」と主張する様子が映っている。

女性は手錠をかけられそうになって逃げ出し、警官がスタンガン(電撃銃)を発射。女性は地面に倒れ込んだ。女性はその後、警官ともみ合うなかで手を振り回し、「私は妊婦」などと叫んでいた。

警察によると、女性はスタンガンを奪って警官を撃った。

映像ではこの後、警官が女性に向かって銃を5発撃っている。

警察によれば、警官は女性の応急手当を試みたが、女性はその場で死亡が確認された。

遺族によると、女性には20代の子ども2人と孫3人がいる。警察は女性が妊娠していた事実はないとしている。

警官は勤続11年のベテランで、現在は休職処分中。名前は公表されていない。

警察は映像を撮影した人に対し、名乗り出て捜査に協力するよう呼び掛ける一方、ソーシャルメディア上で映像を公開した行為は「すべての関係者に対して極めて失礼」だったと指摘している。

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