NFLドラフトで指名の新人、直後に銃撃事件の被害者に

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コリー・バレンティンさん/Robin Alam/Icon Sportswire/Getty Images

コリー・バレンティンさん/Robin Alam/Icon Sportswire/Getty Images

(CNN) 米プロフットボール(NFL)のドラフトでニューヨーク・ジャイアンツに指名された新人選手が、わずか数時間後に起きた銃撃事件に巻き込まれる悲劇に遭った。

フットボールでは無名のウォッシュバーン大学チームに所属するコリー・バレンティンさん(23)は、それまでの実績が認められ、27日夜、ドラフトでジャイアンツに指名された。

「生涯のこのチャンスを心待ちにしていた」。指名の一報を聞いたバレンティンさんは、ジャイアンツのパット・シャーマー監督にそう喜びを語っていた。

ところがわずか数時間後、カンザス州トピカのキャンパス近くで銃撃事件が発生。チームメートのディフェンシブバック、ドウェイン・シモンズさん(23)が死亡し、バレンティンさんも負傷した。

ウォッシュバーン大学のジェリー・ファーリー学長は、バレンティンさんは完全回復が見込めると話し、「ドウェインの前途とコリーのプロ入りを祝うはずだった日が、最悪の1日になった」とコメントしている。

ジャイアンツは「コリーとは話しをした。病院で回復に向かっている」と説明した。

バレンティンさんは指名を受けて、ツイッターにこう書きこんでいた。「かなえるまではクレイジーな夢だった。今の気持ちはとても言い表せない。もっと現実的な職業を選べと言った人たちに向かって叫びたい。これが現実なんだと。ジャイアンツの皆さん、僕を信じてくれてありがとう」

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