米空軍、B1爆撃機全機を飛行停止して点検 安全上の懸念受け

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爆撃機「B1」の射出座席のパラシュートに安全上の懸念が生じたとして点検の指示が出た/USAF/Getty Images

爆撃機「B1」の射出座席のパラシュートに安全上の懸念が生じたとして点検の指示が出た/USAF/Getty Images

(CNN) 米空軍は31日までに、爆撃機「B1」の非常時に作動させる射出座席のパラシュートに安全上の懸念が生じたとして同機の全機を対象に迅速な点検を命じた。

全機の飛行が認められないが、技術的には公式な飛行停止命令ではないとした。空軍のグローバルストライク司令部は声明で、点検が終了した機材は飛行任務に即座に戻るとした。全機の点検に要する期間には触れていない。

安全上の問題が今回浮上したのは、射出座席に備わる主要なパラシュートの正常な開放を導く補助パラシュートに関係している。B1機は昨年も射出座席に懸念が生まれ、飛行停止の措置が一時講じられたが、今回の問題は別の種類としている。

空軍が運用するB1は全部で61機。全機が現在、米国内に配備されているため作戦遂行に影響はないとしている。

BIは通常型の爆撃機で、シリア内戦に関連して化学兵器の使用疑惑が発覚した昨年、シリア軍の拠点への空爆に出動した。

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