ナイジェリア移民の8歳少年、ホームレスからチェスのNYチャンピオンに

タニトルワ・アデウミ君(8)がニューヨークのチェス大会で同年代の部門で優勝/Russell Makofsky

タニトルワ・アデウミ君(8)がニューヨークのチェス大会で同年代の部門で優勝/Russell Makofsky

(CNN) ナイジェリアの混乱を逃れて一家で米国へ移住し、ホームレス施設に滞在していた8歳の少年が、ニューヨーク州のチェス大会で優勝を果たした。

タニ君ことタニトルワ・アデウミ君は、ニューヨークの学校に通う小学3年生。10日に開かれたチェス大会で同年代の部門で優勝を手にした。タニ君は1年前にチェスを始めたばかりだった。

父親によると、タニ君の一家4人は過激派「ボコ・ハラム」の襲撃を恐れて2017年6月にナイジェリアを離れ、米国へ移り住んだ。チェスはニューヨークでホームレスの保護施設に滞在していた時に覚えたという。

2017年にナイジェリアから移住してきたタニ君の一家/Kayode Adewumi
2017年にナイジェリアから移住してきたタニ君の一家/Kayode Adewumi

そんなタニ君に、小学校でチェスの指導をしていたショーン・マルティネスさんが声をかけた。「(タニ君は)戦術に優れ、記憶力も素晴らしい」とマルティネスさんは言う。

しかし勝利に導いたのは才能だけではなかった。父親によると、タニ君は毎日練習に励んで腕に磨きをかけていた。

マルティネスさんも、「普通の子がやるのは週に50~100回程度。(タニ君は)週に500回もやっていた」と打ち明ける。

タニ君は、チェスが大好きなのは「深い思考」が求められるからだと話し、将来は最高位のグランドマスターの称号を獲得したいと夢を語った。

クラウドファンディングサイトのGoFundMeでは、タニ君のために4日間で19万ドル(約2100万円)以上の寄付が集まった。一家は「タニトルワ・アデウミ基金」を創設し、難民や移民の支援に役立てる意向。

一家はタニ君の話を聞いた人の善意でアパートに住めることになり、ホームレスではなくなった。ほかにも法的支援や車を提供したいという申し出が寄せられている。

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