トランプ氏の元弁護士、議会で証言 口止め料やメール流出に言及

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トランプ大統領の元個人弁護士、マイケル・コーエン被告が下院監視委員会の公聴会で証言した/Chip Somodevilla/Getty Images

トランプ大統領の元個人弁護士、マイケル・コーエン被告が下院監視委員会の公聴会で証言した/Chip Somodevilla/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領の元個人弁護士、マイケル・コーエン被告は27日、下院監視委員会の公聴会で証言した。トランプ氏が女性への口止め料支払いに関与していたとしたほか、トランプ氏の長年の側近ロジャー・ストーン被告による内部告発サイト「ウィキリークス」との接触の試みについても事前に把握していたと語った。

公聴会では民主党議員がトランプ氏の行動の説明を求める一方、共和党側はコーエン被告自身の資金不正や過去の偽証について問いただし、証言の信用性に疑問を呈した。

今回の公聴会の最終的な影響は、被告の証言が信頼に足るとみなされるかどうかに左右されそうだ。

コーエン被告は証言で、トランプ氏と関係を持ったと主張するポルノ女優ストーミー・ダニエルズさんに13万ドル(現在のレートで約1440万円)を支払うよう指示された経緯を説明。後になってトランプ氏から返金を受けたとして、小切手の写しを提示した。

コーエン被告が提示したトランプ氏から受け取ったとされる小切手の写し/obtained by CNN
コーエン被告が提示したトランプ氏から受け取ったとされる小切手の写し/obtained by CNN

また、ロシアの首都モスクワでトランプタワーを建設する計画について、トランプ氏が2016年の大統領選中も言及していたと指摘。民主党関係者のメールが流出した件に関しては、トランプ氏がストーン被告によるウィキリークスとの接触の試みを事前に把握していたと証言した。

コーエン被告はモスクワのトランプタワー建設計画をめぐり議会で偽証した経緯があるが、「前回議会に来たのはトランプ氏を守るためだった。今日はトランプ氏に関する真実を語るためにここにいる」とした。

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