米東海岸に大型ハリケーン接近、3州で避難命令

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米東海岸に大型ハリケーン接近

ノースカロライナ州ウィルミントン(CNN) 大型のハリケーン「フローレンス」が米東海岸に接近している。バージニア、ノースカロライナ、サウスカロライナの3州では、知事が沿岸部の住民に避難命令を出すと発表した。 

フローレンスの勢力は急激に強まり、10日には5段階で上から2番目の「カテゴリー4」に引き上げられた。米国立ハリケーンセンターによると、風速はわずか12時間で2倍になり、今後もさらに強まる見通し。「フローレンスは確実に大型の極めて危険なハリケーンになる」として警戒を呼びかけている。

サウスカロライナ州は現地時間の11日正午から、沿岸部の住民らに対して避難命令を発令する。沿岸部に通じる幹線道路は迂回(うかい)させる措置を取り、学校や公共機関、医療機関なども避難の対象とする。住民や訪問者も含めて約100万人が避難命令の対象になる見通し。

バージニア州は11日午前8時から避難を命令。ノースカロライナ州はハッテラス島などで10日正午から避難を命令し、11日午前7時からは他の地域にも対象を拡大する。

13日遅くもしくは14日には各地で豪雨による土砂崩れや洪水が発生する恐れもある。

ハリケーンセンターによると、カテゴリー4のハリケーンは58メートル以上の暴風を伴い、住宅の壁や屋根が吹き飛ばされたり、樹木がなぎ倒されるなどの壊滅的な被害が予想されるほか、何日間も続く停電が起きる可能性もある。

ノースカロライナ、サウスカロライナとバージニア、メリーランドの4州は、ハリケーン接近に備えて非常事態を宣言した。

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