ノートPC爆弾、空港の保安検査すり抜ける恐れ 米当局者

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米当局は米国や欧州の空港の保安検査はより信頼性が高いと見ている

米当局は米国や欧州の空港の保安検査はより信頼性が高いと見ている

ただ、当局は数カ月にわたる評価の結果、米国や欧州の空港にある探知や保安検査の機器は、ぜい弱性もあるものの信頼性が高いと判断した。こうした先進技術や対応訓練がリスク低減につながると見ている。複数の当局者が、米国や欧州諸国ではX線検査のほかに爆発物探知犬や爆発物質の追跡探知など何重もの対策がとられているとも指摘する。

21日から実施されている電子機器の持ち込み制限は、携帯電話よりも大きなものについて客室への持ち込みを禁止し、預け入れ荷物に入れることを求めている。情報当局者は、遠隔操作での爆破は難しい点や、仮に爆発した場合に荷物室の方がダメージを減らせる可能性がある点に言及する。

米国土安全保障省はCNNの取材に対し、特定の情報への言及は避けたものの、テロ組織が電子機器に入れた爆発物を機内に持ち込むなど、民間機を狙っている情報があると認めた。

英国も今月から、米国の対象国になっていない2カ国を含む6カ国からの航空便に持ち込み制限を実施した。

米軍や情報機関はアルカイダ系組織やISISの情報を追跡。特にイエメンのアルカイダの爆弾製造技術が高く、人体やプリンターのインクカートリッジに爆弾を忍ばせる方法を開発中と見ている。2014年以降、こうした技術が他のテロ組織に渡ったとの懸念も示されている。

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