米上院委員会、閣僚の承認採決を延期 民主がボイコット

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米上院が、共和党のまとめたオバマケア廃止法案を否決した

米上院が、共和党のまとめたオバマケア廃止法案を否決した

(CNN) 米上院財政委員会で31日に予定されていた閣僚人事の承認採決が、民主党委員のボイコットで延期された。異例の事態に共和党は激しく反発している。

財政委員会ではこの日、トランプ大統領が次期厚生長官に指名したトム・プライス氏と、財務長官に指名したスティーブン・ムニューチン氏の承認をめぐる採決が予定されていた。

しかし民主党の委員らは開始予定時刻の直後に緊急記者会見を開き、全員が採決への参加を拒否すると発表した。

責任者のロン・ワイデン議員は、30日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルがプライス氏の株取引をめぐる不正疑惑を報じたことに言及し、本人の証言とは食い違っていると指摘。同氏が証言で「議会をあざむき、米国民をあざむいた」と非難した。

財政委員長を務める共和党のオリン・ハッチ議員は、民主党側の動きを「とんでもない愚行」と非難した。トランプ大統領に不満を持つ民主党議員の八つ当たりだと主張し、採決は必ず実施すると強調した。

ただし委員会の規則によると、採決を成立させるには民主党議員が少なくとも1人参加する必要がある。共和党がどのような対応策を取るのかが注目される。

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