米共和党トランプ氏、指名確定 獲得代議員が過半数到達

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北朝鮮問題での強硬発言が相次ぐトランプ米大統領

北朝鮮問題での強硬発言が相次ぐトランプ米大統領

(CNN) 米大統領選で共和党の指名を争っていた不動産王ドナルド・トランプ氏が、CNNの26日の集計で指名獲得に必要な代議員1237人を獲得した。

トランプ氏が獲得した代議員数は、これまで態度を表明していなかった代議員がトランプ氏支持に回ったことから、1237人に到達した。大票田のカリフォルニアやニュージャージーなど複数の州では6月7日に最後の予備選が行われる。

同氏はノースダコタ州で開いた記者会見で、指名獲得に必要な代議員を、民主党のヒラリー・クリントン氏よりも先に確保したと強調。「私はここでヒラリーの戦いぶりと、決着を付けられない様子を見ることにしよう」と語った。

トランプ氏は7月に開かれる共和党大会で正式に同党の候補者指名を受諾する。だが獲得代議員数が1237人を突破したことで、党大会が紛糾する見通しはなくなった。

昨年夏、同氏が出馬を表明した時点では、ほとんど冗談のネタにしかされず、過激な発言は共和党幹部の神経を逆なでした。党もマスコミも、同氏はいずれ消え去る候補としか見ていなかった。ところが予想に反し、反主流的で大衆受けする発言に対して全米で共感が広がった。

副大統領候補の1人と噂されるニュート・ギングリッチ元下院議長は26日、ツイッターに「米国史上、6月16日に立候補を正式表明し、翌年5月26日の過半数獲得に至った人物は存在していなかった」「トランプ氏の功績は目覚ましい」と書き込んだ。

しかし11月の大統領選でクリントン氏に勝利するためには、記録的な不支持率の高さを克服し、弱点とされる女性や少数者層にアピールする必要があるなど、多くの課題が待ち受ける。

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