トランプ氏は存在感示せず、ブッシュ氏からの攻撃も 米共和党討論会

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90秒で振り返る、共和党討論会

ラスベガス(CNN) 来年の米大統領選に向け、CNNが主催する共和党候補のテレビ討論会が15日に開かれ、支持率トップの実業家、ドナルド・トランプ氏は口数が少なめで、いまひとつ存在感を示せなかった。また、支持率が低迷しているジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事がトランプ氏を激しく批判する場面も見られた。

今年最後となる討論会はラスベガスで2時間にわたって開催された。パリ同時多発テロやカリフォルニア州の銃乱射事件を受け、安全保障やテロへの対応が大きなテーマとなった。

トランプ氏はパリ同時テロの後、イスラム教徒の米国への入国を禁止すべきだと発言して物議を醸したが、この日の討論では聞き役に回る場面が多く、具体的な政策論争は苦手との印象を残した。

トランプ氏は無所属で立候補するとのうわさを否定して共和党からの出馬を改めて約束し、急速に追い上げるライバルのクルーズ氏に対する攻撃も控えるなど、いつになく融和的な態度ものぞかせた。

一方で支持率が数%と低迷するジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が、これまでになく雄弁に議論を展開。冒頭からトランプ氏のイスラム教徒禁止発言を厳しく批判した。

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