小型機の墜落事故、乗員乗客9人死亡を確認 米オハイオ州

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米オハイオ州での小型機墜落事故で乗客乗員9人の死亡が確認された=NTSB

米オハイオ州での小型機墜落事故で乗客乗員9人の死亡が確認された=NTSB

(CNN) 米オハイオ州アクロンで小型ジェット機が集合住宅に突っ込んだ事故で、米国家運輸安全委員会(NTSB)は12日までに、乗客7人、乗員2人の計9人の死亡を確認したと明らかにした。地上で巻き込まれた人はいなかったという。

死亡したのは、フロリダ州の不動産会社の幹部や社員7人と、同機を運航していたフロリダ州拠点の航空会社エグゼクフライトの操縦士と副操縦士。

警察によると、墜落したのは双発エンジン機のホーカー700で、4世帯が入る集合住宅に突っ込んだ。地上の死傷者は出なかったが、同建物のほか、付近の2棟の集合住宅にも被害が出た。電線も切断されたため、付近一帯は一時停電になった。

赤十字は被害を受けた住民に炊き出しや衣服の提供、宿泊場所の手配などを行っている。

同機は同州西部デイトンからアクロンの空港に向かっていたが、空港の滑走路から3キロあまり離れた場所に墜落した。NTSBは墜落直前の様子が映った監視カメラの映像を入手。その映像によると、同機は墜落直前に非常に低い高度を飛行し、さらに高度を下げて機体を左に傾けていた。その後、左翼が地面に接触し住宅に突っ込んだとみられる。

NTSBによると、墜落機のパイロットは着陸用の機器を使用していて、救難信号は発していなかった。当時現地では雨が降り、高度の低い雲が広がっていた。

NTSBは事故の直前に空港に着陸した機のパイロットから、当時の様子の聞き取りも実施。回収した音声記録装置(ボイスレコーダー)の分析などを通じて事故原因の究明を進める。

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