米高校で発砲、生徒２人が負傷　容疑者を拘束

（ＣＮＮ） 米北東部ペンシルベニア州フィラデルフィアの高校で１７日午後、生徒が体育館内で拳銃を発砲し、男女の生徒２人が負傷した。地元警察が明らかにした。警察は容疑者とみられる少年１人を拘束したという。

生徒２人は午後３時３０分ごろに腕を撃たれたが、命に別条はなく、安定した状態で病院に搬送されたという。当時、体育館には７人ほどの生徒がおり、被害者の生徒２人と容疑者の生徒はその一団の中にいたという。

当局は、現場で薬きょうが見つからなかったため、被害者の傷が同じ銃弾によるものか、複数の銃弾によるものかは分からないとしている。

事件後しばらくして、フィラデルフィア警察は簡易投稿サイト「ツイッター」上で「容疑者」を拘束したと発表した。容疑者は１７歳の少年で、身元も判明し、すでに捜査員が少年の自宅に向かったという。

ただ犯行に使用された銃は回収されていない。また発砲の動機も分かっておらず、警察は「事故か故意による犯行かは分からない」としている。現在、警察は他の２人の容疑者の行方を追っているが、この２人は発砲していない可能性もあるという。

米国では１４日にも西部ニューメキシコ州ロズウェルの中学校で１２歳の男子生徒が体育館内で散弾銃を発砲し、生徒２人が重傷を負う事件が起きている。発砲した生徒はその場で拘束された。