高校で生徒が散弾銃発砲、1人重体 米カリフォルニア州

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事件のあった米カリフォルニア州西部タフトの高校

事件のあった米カリフォルニア州西部タフトの高校

(CNN) 米カリフォルニア州西部タフトの高校で10日、16歳の男子生徒が教室で散弾銃を発砲し、男子生徒1人が重体となっている。

捜査当局によると、この日遅刻してきた男子生徒が教室に散弾銃を持ち込み、同級生の1人を狙って発砲。生徒たちが逃げ出した後にも発砲したが、狙いがそれた。

教室にいた教師は、生徒たちを後部出口から避難させ、自分は逃げずに発砲した生徒に語りかけた。この教師は最初の発砲で弾丸の破片が当たって頭部を負傷しながらも、生徒たちを逃がす時間を稼ぐために会話を始めたとみられる。さらに管理職員1人が加わって説得に当たった結果、男子生徒は散弾銃を捨て、身柄を拘束された。ポケットの中には約20発の銃弾が入っていた。

撃たれた男子生徒(16)は病院に運ばれ重体。さらに女子生徒2人が負傷した。女子生徒のうち発砲された散弾銃の近くにいたとみられる1人は聴力にダメージを受け病院で手当てを受けた。もう1人は逃げようとして軽傷を負った。

事件の背景にはいじめが絡んでいたとみられるが、現時点で動機は分かっていない。

同校ではこの日たまたま、非常時の対応について教職員会議で話し合ったばかりだった。同校には武装した警察官も配置されていたが、この日は雪のために到着が遅れ、事件発生当時は校内にいなかった。

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