ニューヨーク市の殺人件数、過去最少記録の見通し

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ニューヨーク(CNN) ニューヨーク市で今年発生した殺人事件の件数は、統計を開始した1963年以降で最少を記録する見通しとなった。ブルームバーグ市長とケリー市警本部長が明らかにした。

今年初めから28日までの殺人件数は414件で、これまでの最少記録だった09年の471件を下回っている。統計を取り始めた63年は548件、最多記録は90年の2245件だった。

今年は銃撃事件の発生件数も少なく、23日の時点で1353件。データのある94年以降、最少の数字となった。

ブルームバーグ市長はかねて「全米で最も安全な大都市」をスローガンに掲げてきた。市長は記録達成について「命懸けで任務にあたる担当者の努力と決意の証であり、銃暴力を止めようとするわれわれの意志の現れだ」と述べた。ケリー本部長によると、市内では犯罪防止対策の結果、年間で約8000丁の銃が押収された。

一方で、全体的な犯罪発生率は今年わずかに上昇した。市長はラジオ局とのインタビューで、アップル製品の盗難が増えたのが一因との見方を示した。

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