伊ベネチア、来年4月から入場料徴収 実施日と料金決まる

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来年から、混み合う時期にベネチアを訪問する場合は登録が必要となる/Andrea Merola/Bloomberg/Getty Images

来年から、混み合う時期にベネチアを訪問する場合は登録が必要となる/Andrea Merola/Bloomberg/Getty Images

(CNN) イタリアの世界的な観光地であるベネチア市当局はこのほど、日帰りの観光客らに対する入場料の請求を来年4月から開始するとして、その実施日と料金が決まったと発表した。

試験的に導入するオーバーツーリズム(観光公害)対策の一環。

入場料は5ユーロ(約815円)。徴収は4月25日から7月17日までの間の毎週土曜日と日曜日に実施。ただ、6月1~2日は除外される。入場料が求められる日数は計29日間となる。

午前8時半から午後4時までの間の訪問が対象。宿泊予約がなかったり、入場料免除の条件に該当しなかったりした場合に支払いを要請される。

14歳以上の日帰り観光客らはオンライン上で入場料納入などを確認するQRコードを入手して、市内に進むことになる。市内にある売店でも入場料を受け付けている。宿泊込みの訪問者を含め、入場料免除の該当者もこのQRコードは必要になるという。

市民やベネチアの出身者は入場料の対象外となる。市内に不動産を保有し固定資産税を納めている人、学生やベネチアで働く通勤者も同様だが、1年間有効の長期QRコードの取得が条件となる。

仕事上の出張や研究目的の短期間の訪問も入場料は不要だが、日ごとのQRコードの保持が求められる。

14歳未満の子どもの入場は無料だが、QRコードの予約や確保が不可欠となっている。

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