サーカスのライオンが脱走、街中歩く 数時間後に捕獲 ローマ近郊

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脱走後、捕獲されたサーカスのライオン/Sonia Logre/AFP/Getty Images

脱走後、捕獲されたサーカスのライオン/Sonia Logre/AFP/Getty Images

(CNN) イタリア中部のラディスポリで11日、サーカスのライオンが脱走し、少なくとも5時間にわたって市内を歩き回る騒ぎがあった。

ライオンは11日午後5時ごろに脱走し、直後にグランド市長が住民に自宅待機を呼び掛けた。

ラディスポリは首都ローマから約50キロ離れた海辺の街。グランド氏によると、ライオンは脱走後、近くの水路で姿が確認されたが、草むらの中に消えた。しばらくして市街地に現れ、パトカーに気付いてさらに逃げ去った。

住民らが自宅や車内から撮影した映像には、ライオンが路上に止まった車や民家の門の前を歩き回る場面が映っていた。

イタリアの公共放送RAIが目撃者らの話として伝えたところによれば、ライオンは元気そうだったがおびえた様子で、軽い低体温症を起こしていたとみられる。

グランド氏は午後10時すぎにSNS上で、ライオンが鎮静剤を打たれて捕獲され、サーカスのスタッフに引き渡されたと発表。地元当局と警察や消防、ボランティアの市民らに感謝の意を表した。

さらに、この騒ぎを機にサーカスでの動物搾取に終止符が打たれることを願っていると訴えた。

同氏はライオンが脱走した時の状況について、サーカスのスタッフが現場から逃げていく3人組を見つけ、鍵が壊されていることに気づいたと説明。当局が破壊行為とみて捜査中だと述べた。

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