世界で数千便が欠航、クリスマス旅行客を直撃 コロナ病欠で人員足りず

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コロナ病欠による欠航が世界中で相次ぎ、クリスマスシーズンの旅行客を直撃した/David McNew/AFP via Getty Images

コロナ病欠による欠航が世界中で相次ぎ、クリスマスシーズンの旅行客を直撃した/David McNew/AFP via Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 新型コロナウイルスの症例数が世界各地で急増する中、米国や欧州で空の便の欠航が相次いでいる。欠航便は27日だけで2800便以上に上った。

航空情報サイトの「フライトアウェア」によると、27日に欠航となった2800便あまりのうち、約1000便が米国内便か、米国発または米国行きの便だった。運航の遅れはほぼ1万1000便に及んでいる。

24~26日にかけては世界で6000便以上が欠航となっていた。米国では従業員や乗員の病欠が相次いだ影響で、26日は1200便以上が欠航、5000便以上に遅れが出た。

相次ぐ欠航は、空の便の利用者が1年で最も多い時期と重なった。空港の保安検査を担当する米運輸保安庁(TSA)によると、ピークを迎えた23日は旅行者219万人の検査を実施。22日にTSAの保安検査を通過した乗客は、2019年の同じ日を上回った。

米ユナイテッド航空は先週、安全な運航のために必要な乗員が確保できず、数百便の欠航を余儀なくされたことを明らかにした。CNNが入手した通知の中で、「全米で症例数が急増しているオミクロン変異株が、我々の乗員や運航業務の担当者に直接的な影響を与えた」と述べていた。

デルタ航空も、足止めされた乗客のためにできるだけ早く次の便を手配するとしていた。

欧州でも数カ国で新型コロナの症例数が過去最高を更新しており、英ブリティッシュ・エアウェイズは27日、CNNの取材に対し、運航上の制約のため、多数の便を欠航としたと説明した。

ドイツのルフトハンザ航空は、新型コロナの流行が続く中で予約が大幅に落ち込んだため、来年1月中旬から2月にかけて運航を予定していた便の10%に当たる3万3000便が欠航になることを明らかにした。

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