ワクチン空輸は「世紀のミッション」、貨物機8000機必要とIATA

今後航空貨物業界にはワクチンを世界中に送り届ける「世紀のミッション」が待ち受ける/Sean Gallup/Getty Images Europe/Getty Images

今後航空貨物業界にはワクチンを世界中に送り届ける「世紀のミッション」が待ち受ける/Sean Gallup/Getty Images Europe/Getty Images

(CNN) 各国の製薬会社が新型コロナウイルスのワクチン開発競争にしのぎを削る中、使用可能となったワクチンを世界の隅々まで供給する具体的な方策についても注目が集まっている。

世界の定期航空会社で組織する国際航空運送協会(IATA)によると、1回分のワクチンを78億人に供給するには、ボーイング747型の貨物機8000機を使用する必要がある。これらの運航計画は現時点で開始しなくてはならないという。

IATAのアレクサンドル・ドジュニアック事務局長は声明で、「新型コロナワクチンを安全に届けることは、世界の航空貨物産業にとって世紀のミッションになるだろう」と語った。

そのうえで「各国政府には、率先して物流チェーン同士の協力を支援するよう強く求める。それにより各種施設や保安業務、出入国手続きの準備が整い、来るべき膨大(ぼうだい)かつ複雑な任務への対応が可能になる」との見解を示した。

現在、29種類のワクチンを対象にした複数の臨床試験が世界中で同時進行している。

ワクチンが承認を受け、その後大量に生産されても、適切な計画なしにはそれらを空輸することができない。

IATAは空輸における懸念事項として、温度管理された施設や機器が使用可能かどうか、熟練したスタッフを確保できるかどうか、堅固な監視体制を構築できるかどうかなどを挙げている。

また現状の出入国規制を緩和し、ワクチン運搬者の迅速な手続きを可能にしたり、ワクチン輸送機の乗員を隔離措置の対象から除外したりするなどして、空輸による供給体制を維持する必要があるとも指摘した。

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