米国立公園はネズミや猫やブタだらけ? 専門家が対策を勧告

米国の国立公園に非在来種が数多く繁殖していることがわかった
/NPS

米国の国立公園に非在来種が数多く繁殖していることがわかった /NPS

(CNN) 米国の国立公園といえば、入場者の多くはバイソンやシロイワヤギ、ワニといった野生生物が見られることを期待する。ところが公園内ではネズミや飼い猫、野生化したブタなどの非在来種も多数繁殖していることが、専門家チームが行った実態調査で分かった。

調査は国立公園の在来種を脅かす侵入種の実態を調べる目的で、米魚類野生生物保護局と国立公園局、大学の研究者などでつくる専門家チームが実施し、2日の学会誌に報告した。

それによると、国立公園で報告されたネズミ、猫、ブタなどの侵入種1409個体のうち、管理できているのは11%にとどまった。

専門家チームはこうした侵入種を、国立公園に対する「差し迫った脅威」と位置付ける。

野生生物保護団体のNWFによると、こうした侵入種は在来種の生存を脅かす恐れがある。侵入種には天敵がいないため、たちまち繁殖して在来種との間で貴重な餌や生息地を奪い合うようになる。

場合によっては、土壌の成分を変えさせたり新しい病気を持ち込んだりして、その土地の環境が変わってしまうこともあるという。

専門家チームは国立公園局に対し、優先課題としてこの問題に取り組むよう勧告した。

米国では1968年に、非在来種を国立公園に持ち込むことが禁止された。しかし今でも周辺地域から動物たちが保護区域に進入し続けている。

各国立公園は侵入種に対してそれぞれ独自の対策を講じているが、単独で取り組むにはこの問題は大きすぎると報告書は指摘。国立公園局の主導で各公園が連携して横断的なアプローチを取り、近隣の住民や土地所有者とも連携して対策に当たるよう促している。

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