独特の雰囲気と100年の重み、東京ステーションホテル

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そっくり復元された黄色と白のドーム

そっくり復元された黄色と白のドーム

藤崎斉総支配人によると、再オープンの準備のため米ニューヨークのアストリアホテルに従業員を派遣。「ああいった歴史のある壮麗なホテルから多くのことを学んだ」という。東京ステーションホテルでは現在、開業100周年を記念して、歴史をテーマにした宿泊プランを提供中だ。

「ドームサイド」という客室に泊まって、よりプライベートな方法で独特の立地を味わうこともできる。駅舎内を望む窓があり、東京駅の代名詞となっている欧州風の装飾を凝らしたドームを見渡す眺望が圧巻だ。

この黄色と白のドームは先の改修時にそっくり保存復元されたもので、動物をかたどった精巧な彫刻やレリーフなどの装飾が施されている。藤崎氏によると、ドームサイドが一番人気の部屋だという。

夜、終電が東京駅を出発すると、駅舎内の空間を占めるのは宿泊客だけだ。朝は静かなベッドルームとは対照的に、大勢の通勤客が駅を忙しく行き交う光景を見ることができる。

駅舎内に面していない部屋からは、線路や皇居を見下ろすことが可能だ。ドームサイドの予約が取れなかった客も、ホテル2階のバルコニーから同じような眺めを楽しめる。

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