米グーグル、反トラスト法めぐる訴訟で和解 1000億円支払い

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グーグルのアプリ配信サービス「グーグルプレイ」のロゴを表示したスマートフォン/Rafael Henrique/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

グーグルのアプリ配信サービス「グーグルプレイ」のロゴを表示したスマートフォン/Rafael Henrique/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

(CNN) 米グーグルのアプリ配信サービス「グーグルプレイ」をめぐる反トラスト法(独占禁止法)の訴訟で、グーグルが7億ドル(約1000億円)を支払うことで和解したことがわかった。連邦地裁に18日に提出された和解の条件によって明らかになった。グーグルは、より多くの競争を取り入れることでも合意した。

グーグルに対しては長期間にわたって、グーグルプレイの利用規約と利用料を通じて競争を阻害しているとの申し立てがなされていた。今回の和解の一環では、約1億200万人の消費者が計6億3000万ドルについて支払いの対象となる。残りの7000万ドルは訴訟に参加した数十州に支払われる。

アンドロイド・アプリの配布に対する支配や独立系ソフトウェア開発業者との関係に対して厳しい目が注がれるなか、今回の和解は、グーグルのアプリストア事業の再構築につながりそうだ。

グーグルは、アプリ内課金の支払いを自社の課金システムで行うか、サードパーティーの決済システムで行うかを利用者に選択させる試験的プログラムの5年間延長に合意するなどした。

グーグルは声明で、和解について喜ばしいとし、今回の和解は、アンドロイドの選択肢と柔軟性を土台とし、強力なセキュリティーの保護を維持し、グーグルが他のOSメーカーと競争し、利用者と開発者のためにアンドロイドのエコシステムに投資するグーグルの能力を維持するものだと述べた。

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