米ズーム、一部の従業員にオフィス復帰を要請 週2回の出社求める

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米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが、一部の従業員に対して週2回の出社を求めている/Justin Sullivan/Getty Images

米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが、一部の従業員に対して週2回の出社を求めている/Justin Sullivan/Getty Images

ニューヨーク(CNN) ビデオ会議システムの「Zoom(ズーム)」を提供する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは8日までに、一部の従業員に週2回の出社を要請した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)中にリモートワーク革命を推進したズームがオフィス復帰を求めることになった。

ズームは声明で、同社は「構造化されたハイブリッドなアプローチ」を実施していると説明。職場の近くに住む従業員は「週2回出社する必要がある」と述べ、それが会社にとって最も効果的だとの認識を示した。

さらに「当社は自社の技術を活用して革新を続け、世界の顧客をサポートする比較的良い位置にいる。今後も引き続きズームのプラットフォーム全体を活用して、従業員や各地に散らばったチームがつながりを確保し、効率的に働けるようにしていく」と表明した。

IT業界ではオフィス回帰の動きが広がっている。ここ数カ月、米グーグルやアマゾン、セールスフォースも同様の方針を取り、在宅勤務の自由を幅広く認めていた従来の方針を転換した。ただ、柔軟な勤務形態に慣れた従業員からは反発の声も出ている。

コロナ下での急成長を経て需要が減退する中、ズーム自身も困難な状況に置かれている。あまりに急成長した同社は今年2月、従業員のおよそ15%に当たる約1300人を削減。経営陣も来年度の基本報酬を20%減額し、ボーナスを放棄する方針を示した。

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