ウクライナ、1年で4500件のサイバー攻撃を無力化

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ウクライナ当局は、今年1年間で、4500件を超えるサイバー攻撃を無力化したと明らかにした/Sergei Chuzavkov/SOPA Images/Sipa USA/Reuters

ウクライナ当局は、今年1年間で、4500件を超えるサイバー攻撃を無力化したと明らかにした/Sergei Chuzavkov/SOPA Images/Sipa USA/Reuters

(CNN) ウクライナ保安局(SBU)は今年1年間で、4500件を超えるサイバー攻撃を無力化したことが分かった。

SBUのサイバーセキュリティー部門を率いるイリヤ・ビチュク氏が26日に出した声明によると、ウクライナは今年初めまでに8年間、サイバー戦を含む「ハイブリッド戦争」を経験していた。2月にロシアの侵攻が始まった時点で「最悪のシナリオへの準備はできていた」という。

同氏によれば、1月と2月に撃退した大規模なサイバー攻撃で、侵攻前の訓練はさらに強化された。

サイバー攻撃の数は2020年に800件弱、21年に1400件だったが、今年はその3倍近くに増えた。

現在も1日平均10件あまりの攻撃が仕掛けられるものの、「幸いなことに」市民はほとんど気付かずに済んでいるという。

標的となっているのはエネルギー、物流、軍の施設や政府のデータベース、情報資源など。当局が24時間態勢でリスクと脅威を監視している。

同氏はさらに、ロシア特殊部隊でウクライナを攻撃しているハッカーたちの大部分は名前まで把握していると主張し、かれらは将来の国際軍事法廷で裁かれることになるだろうと予告した。

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