死者とも会話できるチャットボット技術、マイクロソフトの特許取得で物議

米マイクロソフトが特許を取得したチャットボットの技術が話題となっている/Shutterstock

米マイクロソフトが特許を取得したチャットボットの技術が話題となっている/Shutterstock

ニューヨーク(CNN Business) 死者とも仮想上の会話ができるチャットボット技術の特許を米マイクロソフトが取得し、ネットで物議をかもしている。

米特許商標庁に出願された書類によると、マイクロソフトが先月、特許を取得したのは、特定の人物(過去または現在の人物)をモデルとして会話のできるチャットボットを作成する技術。友人や家族、知人、有名人、架空の人物、歴史上の人物などのチャットボットを作成できる。

例えば故デビッド・ボウイと音楽について語り合ったり、亡くなった祖母の知恵を借りたりすることも、理論的には可能になる。ただしマイクロソフトはこの技術を製品化する計画はないと説明した。

同社のAIプログラム担当ジェネラルマネジャー、ティム・オブライエン氏は22日、「(製品化の)計画はないことを確認する」とツイートし、「確かに心をかき乱される」とユーザーからのコメントに書き込まれた感情に理解を示した。

特許情報によると、この技術は選んだ人物の画像やSNSの投稿、メッセージ、音声データ、手紙といった情報を集め、そのデータを使ってチャットボットをトレーニングして、その人物の人格で会話や交流ができるようにする仕組み。

「特定の人物の人格での会話には、スタイル、話し方、口調、声、意図、文や対話の長さ、複雑さ、話題、一貫性といったその人物の会話の特性の判定や利用が含まれ得る」と述べ、関心事や意見などの行動属性や、年齢、性別、職業といった分類情報も使われるとしている。

場合によっては音声認識や顔認識などの技術を使って録音や画像・映像を制作し、その人物の2次元または3次元モデルを作成してチャットボットを強化する。

オブライエン氏によると、マイクロソフトがこの特許を出願した2017年4月の時点ではまだ、AI倫理をめぐって現在のように厳しい目が向けられていなかった。

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