米マイクロソフト、サイバー窃盗で北朝鮮のハッカーを提訴

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
マイクロソフトが北朝鮮とつながりのあるとみられるハッカー集団を提訴した/Shutterstock

マイクロソフトが北朝鮮とつながりのあるとみられるハッカー集団を提訴した/Shutterstock

ニューヨーク(CNN Business) 米マイクロソフトは、米国内のコンピューターから「極秘情報」を盗んだとして、謎に包まれた北朝鮮のハッカー集団を提訴した。

マイクロソフトが訴えたのは、氏名非公表の2人の人物だ。同社によると、この2人は「タリウム」と呼ばれるハッカー集団に協力しているという。訴状には、タリウムは「価値の高い」コンピュータネットワークに侵入しようとする「サイバー窃盗」を行うと書かれている。

タリウムは、政府職員やシンクタンク、大学職員、核の拡散や人権といった問題に取り組む組織のメンバーを標的にしていたという。

訴状は、タリウムは2010年に活動を開始し、今日だけでなく将来にわたって脅威を及ぼすとしているが、これまで何人がハッキングの被害に遭ったかは定かではない。

マイクロソフトは、タリウム関連のウェブドメインを管理している企業に対し、それらのウェブサイトの管理権を引き渡すよう求めている。また同社は損害賠償を求めており、損害額は「裁判で立証する」としている。

訴状によると、今回提訴された2人の正確な身元や所在は一般に知られていないものの、諜報(ちょうほう)関連のコミュニティーでは北朝鮮の1つあるいは複数のハッカー集団とつながりがあるとみられているという。

「米国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]