米、イランにサイバー攻撃で報復 タンカー攻撃に使われたソフト標的

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米軍がイラン革命防衛隊とつながりを持つスパイ組織に報復攻撃を仕掛けていたことが分かった/David Ramos/Getty Images

米軍がイラン革命防衛隊とつながりを持つスパイ組織に報復攻撃を仕掛けていたことが分かった/David Ramos/Getty Images

(CNN) 米サイバー軍司令部(USCC)が先週、イラン革命防衛隊とつながりを持つスパイ組織に報復攻撃を仕掛けていたことが分かった。事情に詳しい米当局者と元情報当局者が語った。

同当局者らによると、サイバー攻撃の標的はスパイ組織のコンピューターソフトウエアだった。今月13日にホルムズ海峡付近を航行していたタンカー2隻が攻撃された事件で、タンカーの追跡にこのソフトが使われていたという。

米国防総省の報道官は22日、同省の方針上サイバー作戦についてはコメントできないと述べた。

タンカー攻撃をめぐっては、米国がイランによる関与を断定したが、イラン側はこれを否定。イランが20日、米国の無人偵察機を撃墜したのに対し、トランプ米大統領が武力による報復攻撃を直前で見送るなど、両国間で緊迫した状況が続いている。

米国土安全保障省のサイバーセキュリティー部門責任者は22日、イラン政府や関係勢力が米国の企業や政府機関を狙った悪質なサイバー活動が増えているとの見方を示した。

特に最近はデータや資金を盗むだけでなく、組織全体のコンピューター網を破壊するような手口が目立つとして、イランの動きを引き続き注視する構えを示した。

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