米マイクロソフト、アップル抜いて時価総額首位に クラウド好調

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ナデラCEOの下でクラウドサービス事業に注力したことが好調な業績につながっている/Stephen Brashear/Getty Images

ナデラCEOの下でクラウドサービス事業に注力したことが好調な業績につながっている/Stephen Brashear/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 11月30日の米株式市場で、マイクロソフトの時価総額は約8510億ドルとなり、アップルを抜いて首位となった。

アップルが初めて時価総額でマイクロソフトを抜いたのは2010年。当時はマイクロソフトが事業に苦慮するなか、アップルはハードウェア事業が好調だった。マイクロソフトの事業が現在堅調なのは法人向けビジネスに軸足を移していることが大きい。

マイクロソフトはこの数年、サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)の下で、クラウドサービス事業に注力していた。マイクロソフトは、急速に拡大するクラウドサービス市場でアマゾンと並び、高いシェアを誇る。好調なクラウドサービス事業などを背景に、マイクロソフトは今年、初めて売上高1000億ドルを達成していた。

一方、アップルは、新型iPhone(アイフォーン)に対する需要が軟調なことなどから株価が下落していた。トランプ大統領が中国との貿易交渉の一環で、iPhoneなどの輸入品に対して関税をかける考えを示唆したことも逆風となった。

専門家からは、マイクロソフトが引き続き好調を維持するとの見方が出ている。

IT企業では、グーグルやフェイスブックは個人情報保護に関連する規制の標的となりつつある。フェイスブックの株価は7月に最高値をつけたものの、その後、個人情報保護に対する懸念から約40%の下落を見せていた。

アップルは今年、アマゾンとともに時価総額が一時1兆ドルを超えていた。

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