話題の高性能ロボット犬、量産間近 気になる就職先は?

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米ボストン・ダイナミクスが開発したロボット犬「スポットミニ」が間もなく量産化/Boston Dynamics

米ボストン・ダイナミクスが開発したロボット犬「スポットミニ」が間もなく量産化/Boston Dynamics

ワシントン(CNNMoney) ソーシャルメディアで話題になったロボット犬の「スポットミニ」が、就職先を探している。

開発を手がけた米ボストン・ダイナミクスは、クールなロボットを設計し、動画を公開して話題を巻き起こす手腕には長けていた。ユーチューブに投稿されたスポットミニの動画はわずか数年で3000万回も再生され、今年3月には米アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)と一緒に散歩する写真がツイッターに出回った。

しかし同社のマーク・レイバートCEOは、スポットミニにも就業して稼いでもらうべき時が来たと考えている。スポットミニは建設現場での作業や配送、警備、そしていずれは在宅介護などの現場でも活躍できるとレイバート氏は言う。同社は来年半ばまでに、年間1000体の製造を開始する計画だ。

ボストン・ダイナミクスはロボット工学の最先端を行く企業。スポットミニは体重およそ30キロ、高さ約75センチ、17の関節をもつ。2本以上の足で驚くほどのバランス性と敏捷(びんしょう)性を発揮するロボットの一種で、アームを取り付ければドアを開けたり小さな物を持ち上げたりすることもできる。

だが問題はその先端性にある。レイバート氏が想定している職種の多くにとって、スポットミニはあまりにも複雑で、高く付きすぎるとロボット専門家は指摘する。

成功を収めているロボットはシンプルな傾向がある。例えばロボット掃除機の「ルンバ」は2002年に発売された当時、単なる乱数発生器に頼って室内を行ったり来たりするだけの単純な装置だった。そして今でさえ、比較的単純な装置であり続けている。

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