ハワイ襲ったハリケーン、熱帯低気圧に 過去3番目の雨量

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ハワイ諸島各地に大雨の爪痕を残したハリケーン「レーン」。勢力を弱め熱帯低気圧に/Mario Tama/Getty Images

ハワイ諸島各地に大雨の爪痕を残したハリケーン「レーン」。勢力を弱め熱帯低気圧に/Mario Tama/Getty Images

(CNN) 一時強大な勢力を持ち米ハワイ州の一部で猛威を振るった大型ハリケーン「レーン」はその後衰えて熱帯低気圧となり、26日朝の時点でもその状態を保った。米国立気象局の中部太平洋ハリケーンセンターが明らかにした。

熱帯低気圧となったレーンの最大風速は17メートル。26日朝にはホノルルの西南西約400キロの地点に位置していた。向こう48時間で引き続き勢力を弱めていくと予想されている。

熱帯低気圧に関する警報などはすべて解除されたものの、ハワイ諸島の一部では依然大雨が降っており、洪水や土砂崩れの危険があるとしてハリケーンセンターでは警戒を呼び掛けている。

レーンの勢力は一時、5段階で最高の「カテゴリー5」に到達。ハワイ島では過去数日間で1000ミリ以上の雨を記録した地域もあった。

国立気象局によれば、22日午後から26日朝までのハワイ島マウンテンビューの降水量は約1300ミリ。この観測結果を受け、レーンは1950年以降米国を襲ったハリケーンの中で3番目に多くの雨を降らせたハリケーンとなった。

CNN系列局のKHNLは、マウイ島で過去数日の間に土砂崩れや倒木などが少なくとも10件発生し、州当局が対応したと伝えた。山火事も複数起き、リゾート地域で避難を余儀なくされるなど影響が出た。

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