グーグル系企業、カナダ・トロントで「未来都市」造りに参加

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サイドウォーク・ラブズ提供のイメージ図

サイドウォーク・ラブズ提供のイメージ図

ワシントン(CNNMoney) 米グーグルの親会社アルファベットの傘下で都市開発を手がける米サイドウォーク・ラブズがカナダ・トロント市と協力して、市内のウオーターフロントで、21世紀の都市生活のモデルとなる街づくりに取り組むことが19日までに分かった。

サイドウォークは初期段階の計画やパイロット実験に5000万ドル(約56億円)を投じる。アルファベットは、グーグルのカナダ本社を今回の新地区に移転することを約束している。グーグルはカナダで約1000人を雇用している。

サイドウォークは、汚染や通勤時間、埋め立てのごみの削減などを目指す。同社はまた、賢い建物の設計や植樹によって、風の影響を低減したり、木陰を増やしたり、雨を防いだりすることも想定している。

サイドウォークによれば、温室効果ガスを73%削減できる可能性があるほか、飲料水は65%、埋め立てごみの発生量を90%減らせる見通しだという。

移動手段については、歩行や自転車、カーシェアリングできる電気自動車に重点が置かれる。住居や商用施設などの混在利用に向けて建築規制に、より柔軟性を持たせるという。

アルファベットのエリック・シュミット会長は記者会見で、今回の街づくりについて、「科学技術が人々の生活の質をどのように改善できるかについて10年にわたり考えてきたことの集大成だ」と語った。

サイドウォークによれば、街には高速の通信網や、長距離低帯域幅ネットワークが備わる予定。公共空間や建物にセンサーを設置し、一酸化炭素や騒音、振動、気温といった環境データを記録するという。

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