携帯とネットで「セクハラ地図」、性的嫌がらせに対抗 エジプト

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通報された情報を元に地図を作成=「ハラスマップ」から

通報された情報を元に地図を作成=「ハラスマップ」から

(CNN) 女性に対する性的嫌がらせが後を絶たないエジプトで、携帯電話で被害報告を受け付けて地図上に発生場所と件数を表示し、地域啓発活動につなげるプロジェクトが成果を上げている。

「バーガースタンドで男に手をつかまれ、『俺とセックスしたい?』と言われた」「駅でスーツケースを持って列車を降りようとしている時に、列車のポーターに3度も痴漢行為をされた」――。ボランティアプロジェクト「ハラスマップ」のウェブサイトには、そんな深刻な訴えが並ぶ。

エジプトでは女性が日常的に、ひわいな言葉を浴びせられたり、痴漢やストーカー行為、公然わいせつなどの被害に遭っている。そんな実態に対し、ネットを活用して女性が声を上げ、地域社会に対策を促そうと、2010年末にスタートしたのがハラスマップだ。

被害者や目撃者は、専用の番号に携帯メールを送って匿名で通報できる。寄せられた情報は担当者が確認して、報告内容と発生場所をグーグルのエジプト地図上に掲載。報告が集中した地域にはボランティアが出向いて啓発活動を行い、性的嫌がらせを容認しないよう地域社会に訴える。

ボランティアたちは月に1回、自分たちの地元でも集会を開き、商店主や警察官、駐車場や建物の管理人などに、性的嫌がらせを見て見ぬふりをせず、目撃したら声を上げてほしいと呼びかけている。こうした活動が奏功し、地域の理解も深まっているという。

報告を寄せた被害者には、非営利組織(NGO)が提供しているカウンセリングや法的助言、護身術講座などを案内するメールも送っている。

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