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「サタデー・ナイト・フィーバー」のダンスフロアが競売に 推定落札額は4700万円

ジョン・トラボルタを一躍有名俳優にした映画「サタデー・ナイト・フィーバー」

ジョン・トラボルタを一躍有名俳優にした映画「サタデー・ナイト・フィーバー」/CBS Photo Archive/Getty Images

(CNN) 「サタデー・ナイト・フィーバー」の伝説は今も健在だ。ディスコ映画の名作に登場したダンスフロアが来月オークションにかけられる。推定落札額は30万ドル(約4700万円)。

色とりどりの照明が点滅するダンスフロアは、ジョン・トラボルタ演じるトニー・マネロが白いスーツ姿でかの有名なノリのいいダンスを披露する格好の舞台となった。あれから約50年、来月12~15日にロサンゼルスでインターネット同時開催のジュリアンズ・オークションズ主催「ハリウッド・レジェンズ」で、ダンスフロアは目玉アイテムとして出品される。

1977年公開の同作は文化的な一大現象を巻き起こした/Paramount/Getty Images
1977年公開の同作は文化的な一大現象を巻き起こした/Paramount/Getty Images

ジュリアンズ・オークションズの出品リストによると、ダンスフロアのサイズは約7メートル×5メートル。288個の電球が様々なパターンで点滅する。

撮影セットとして製作されたダンスフロアはニューヨーク市ブルックリンの「2001オデッセイ・ディスコ」に設営され、様々なシーンがそこで撮影された。撮影後もそのまま置かれていたが、ディスコの閉業に伴って従業員が買い取った。

トニー・マネロはイタリア系米国人という設定で、地元のディスコで踊ることで近隣の社会的緊張から現実逃避するという役。トラボルタはこの役でオスカーにノミネートされ、誰もが知る有名人となった。一方で映画とキャッチーなビージーズのサントラは、当時かげりを見せていたディスコの世界的リバイバルに一役買った。

「ステイン・アライブ」「ナイト・フィーバー」「ユー・シュッド・ビー・ダンシング」といったビージーズの新曲を収録したサントラは、サントラ部門で過去最多セールスを記録し、1979年の第21回グラミー賞で最優秀アルバム賞を受賞した。2012年には米国議会図書館の全米録音資料にも登録され、文化的意義を確立した。

オークションには映画「インディー・ジョーンズ」シリーズ第1作「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」で小道具として使われた契約の箱も出品される予定。俳優のカットアウト画像を横に並べて撮影したテストショットで使われたもので、主催者の出品リストによると落札推定額は7万ドル(約1100万円)。

一方、「ビッグ・リボウスキ」の終盤3シーンでジェフ・ブリッジスが着用したボーリングのユニホームは、推定20万ドル(約3135万円)で落札すると見られている。

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