J・アニストンさん、米共和党副大統領候補の「子なし女性」発言を痛烈批判
(CNN) 米女優のジェニファー・アニストンさんが、共和党の副大統領候補であるJ・D・バンス上院議員(オハイオ州選出)の、子どものいない女性をさげすむ過去の発言を批判している。
アニストンさんは自身のインスタグラムのストーリーズでバンス氏の問題発言についての投稿のスクリーンショットを共有し、「こんな発言が米国の副大統領候補のものなんて到底信じられない」と書き込んだ。
問題の発言はバンス氏が2021年のオハイオ州上院議員選挙中にテレビ番組に出演したときのもの。「米国は子どものいない猫好きの女性たちに牛耳られている。こうした女性たちは自分の人生や自身のこれまでの選択に惨めな思いをしており、国も惨めにしたいと思っている」と発言した。
この発言は今週になってソーシャルメディア上で再び注目を集め、その時の番組の映像も出回っている。番組の中でバンス氏はハリス副大統領やブティジェッジ運輸長官、オカシオコルテス下院議員の名前を挙げて、「民主党の未来は子どものいない人たちによってコントロールされているのは紛れもない事実だ」とも述べている。また、国に対して直接的な関心を特段払わない人々に国家運営を任せるのは理にかなっていないとも発言している。
アニストンさんは普段私生活を明らかにすることはないが、自身の不妊治療についての経験は公にしている。
女性の生殖の権利に極めて偏った見方を示しているバンス氏に向けて、アニストンさんは「私が言えるのは、あなたの娘が幸運にもいつの日か出産できることを祈っている、ということくらい」と投稿した。「あなたの娘が第二の選択肢として体外受精に頼る必要がないことを祈っている」とも書いた。