中国の有名テニス選手、前副首相の性的暴行を告発 ネット検閲広がる

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一帯一路国際協力サミットフォーラムで講演を行う張高麗氏=2017年5月14日、中国・北京/Lintao Zhang/Getty Images

一帯一路国際協力サミットフォーラムで講演を行う張高麗氏=2017年5月14日、中国・北京/Lintao Zhang/Getty Images

張氏は2012~17年中国共産党の最高指導部である党中央政治局常務委員を務め、18年に副首相を引退した。

有名人の性的暴行を告発する「#MeToo」運動は中国にも広がり、これまでに学者や非政府組織(NGO)職員、有名人などの名が挙がっている。しかし中国共産党の幹部に対する告発は初めてだった。

彭さんの投稿内容がネット上で拡散すると、これまでの有名人に対する告発の時とは比べ物にならない勢いで検閲が広がった。

現地時間の2日午後10時過ぎに掲載された投稿は、30分以内に削除された。SNSやチャットを通じて出回ったスクリーンショットや、これを話題にした投稿なども、すぐに検閲の対象になった。

50万人以上がフォローする彭さんのアカウントは、3日現在もウェイボーに存在しているが、検索結果からは締め出された。過去の投稿へのコメントもできなくなった。

ウェイボーのテニスに関するディスカッションページもコメントが投稿できなくなり、今回のスキャンダルにあいまいに触れただけの内容も削除された。

中国の映画評論サイトでは、韓国の恋愛ドラマ「総理と私」のページが、レビュー欄でユーザーが彭さんの告発に触れたことを受けて検閲の対象になった。

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