新型コロナが影を落とした東京2020、選手たちの輝きに期待

大会前の練習を行う女子体操のシモーネ・バイルズ(米国)=22日/Laurence Griffiths/Getty Images

大会前の練習を行う女子体操のシモーネ・バイルズ(米国)=22日/Laurence Griffiths/Getty Images

東京(CNN) 東京オリンピックは昨年、延期が決まった時から新型コロナウイルスが重くのしかかり、前代未聞の大会の様相を呈してきた。

23日に行われる開会式で、オリンピックが本当に開催されるのかどうかをめぐり何カ月も前から飛び交ってきた臆測は終わる。同時に、新型コロナが今後の数週間をどんな形にしていくのかという疑問は一層募る。

東京2020には、200カ国あまりから約1万1000人の選手が集う。選手たちは21棟の居住棟に滞在する。

ただ、そうしたアスリート全員が大会の期間中ずっと東京に滞在するわけではない。組織委員会によると、選手は競技の5日前に選手村に到着し、競技の2日後までに離れることになっている。

それでも国際オリンピック委員会(IOC)と地元の組織委員会が抱える運営上の課題は大きい。

加えて、国民のオリンピックに対する抵抗も根強い。

メディアセンターの新型コロナの検査場でいすに座る記者/Loic Venance/AFP/Getty Images
メディアセンターの新型コロナの検査場でいすに座る記者/Loic Venance/AFP/Getty Images

スポーツ・ジェンダー・セクシュアリティーを研究する関西大学の井谷聡子准教授はCNNスポーツの取材に対し、最近の世論調査では国民の60~80%がオリンピックに反対だったと語った。

井谷氏によれば、国民の主な不安要因は新型コロナウイルスだが、IOCや日本政府、組織委員会の態度や国民の生命をあからさまに軽視する姿勢に対してもいら立ちや憤りが募っているという。

IOCのトーマス・バッハ会長は17日に東京で開いた記者会見で、「日本においてさえも、オリンピックの大会が100%支持されたことはなかった。これは民主主義の一部であり、常に異なる意見はある」と強調。その後組織委員会の「厳格な新型コロナ対策」を信頼してもらいたいと言い添えた。

東京2020組織委員会はCNNスポーツの取材に対し、今大会は「団結と共存のメッセージとして特別な意味がある」と述べ、「世界は新型コロナウイルスを含む未曽有の課題に直面している」「そうした問題の解決に向けた東京と日本のアプローチを世界に示すチャンス」と位置付けた。

東京では22日、1月15日以来最多の1979人の症例が報告された。厳格な検査を受けて東京に到着した関係者の間でも、22日までに大会に関係する陽性の症例が91例確認されている。

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