米ロ首脳会談後の会見、米記者がプーチン氏に対峙 「何を恐れているのか?」

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プーチン氏は米国の状況を引き合いに出し、自身の政敵に対する扱いを正当化した/Denis Balibouse/Pool/AFP/Getty Images

プーチン氏は米国の状況を引き合いに出し、自身の政敵に対する扱いを正当化した/Denis Balibouse/Pool/AFP/Getty Images

スコット記者は引き下がらず、「質問に答えていない」と指摘したうえで「政敵全員が死亡したり収監されたり、毒を盛られたりするのであれば、それは公正な政治闘争を望まないとのメッセージを送ることになるのではないか?」と、問いかけた。

するとプーチン氏は今年1月の米連邦議会議事堂襲撃事件を持ち出し、当該の襲撃に加わった暴徒が逮捕され、禁錮刑を言い渡されるのと同じ理由で自身の政敵も収監されているとの見方を示した。

ロシアの裁判所は先週、ナバリヌイ氏と関係のある2つの組織を「過激主義」の団体と認定。米国がこれを非難する事態となっていた。

首脳会談に先駆けバイデン米大統領は、もしナバリヌイ氏が死亡すればロシアの人権意識の低さが改めて露呈するとの見解を表明。会談後の単独会見でも、ナバリヌイ氏の死亡は「ロシアにとって壊滅的な」結果をもたらすだろうと、繰り返し強調した。

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