強制収容された日系米国人の作品、抗議受け米イーベイの競売中止

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収容されていたローリーさんの祖父マツムラ・ギイチさん/Inyo County Sheriff's Office

収容されていたローリーさんの祖父マツムラ・ギイチさん/Inyo County Sheriff's Office

日系米国人団体は、イーベイの協力を得てローリーさんと作品を売りに出した関係者との対話を仲介し、作品の返還を促したいとしている。

出品者の身元は明らかにされていないが、出品者がAP通信に語ったところによると、作品は1980年代に元ガールフレンドの家族からもらったものだという。

出品者はCNNに寄せたメッセージで、自身は小さな美術商で、ポリシー違反に気づいていなかったと語る。出品により他人を傷つけたことを謝罪し、権利のある人物に送りたいとしている。「この作品は歴史の一部であり、これから利益を得ることに興味はない」とし、組織への寄贈よりは適切な個人に渡したいと述べている。

今回の競売は中止されたが、イーベイには日系米国人の強制収容期の作品がまだ多数出品されている。日系米国人団体は、そうした品目に対しても芸術作品の販売に関するポリシーが適用されるよう、引き続きイーベイと連携していくと説明した。

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