フェルプス、うつ病との闘いを語る 「命を絶たなくてよかった」

自らの経験を語ることで人々の命を救えるのは素晴らしいと語るフェルプスさん

自らの経験を語ることで人々の命を救えるのは素晴らしいと語るフェルプスさん

朝6時に看護師が起こしに来た。壁に張った8つの感情を見てどれが自分の気持ちかを示せと言われ、「今の気分なんて分かるか。むしゃくしゃして、いやな気分だ。朝は苦手なんだ」と当たり散らしたのを覚えている。フェルプスさんはそう言って笑った。

だが気持ちを口に出し始めた時から、「生きるのが楽になった」という。「なぜ10年前からこうしていなかったのかと、何度も自問した。でもその時はまだ用意ができていなかったんだ」

かつての自分は話したくないこと、向き合いたくないことを常にしまい込み、どこかへ片付けてしまうのが得意だったと思い返す。

今なら「大丈夫じゃなくても大丈夫」だと分かる。心の病を恥ととらえる風潮があるが、口に出さなければ状況は変わらない。「打ち明けるのが怖い、だから自殺率が高くなる」と、フェルプスさんは考える。

今は自分の経験を語ることによって人々に手を差し伸べ、命を救うことができる。「そういう瞬間、その感覚と感情は私にとって、五輪で金メダルを取るよりはるかに素晴らしい」と話し、自殺を選ばなくて本当によかったと強調した。

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