サッカー22年W杯、冬季開催に応じる用意表明 カタール

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サッカーの2022年W杯の開催地がカタールに決まったことを発表する国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長=10年12月撮影

サッカーの2022年W杯の開催地がカタールに決まったことを発表する国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長=10年12月撮影

(CNN) サッカーのワールドカップ(W杯)本大会を2022年に主催する中東カタールの開催組織委員会は27日までに、国際サッカー界からの要望が大きかった場合、大会期間を通常の6~7月ではなく冬季に変更する用意があるとの考えを示した。

カタールの夏は猛暑に襲われることから、夏季の大会開催については以前から選手や観客の健康への悪影響などの懸念が出ていた。ただ、仮に大会を12月もしくは1月に開いた場合、シーズン中となる多数の欧州リーグとの調整も迫られることになる。

カタールの開催組織委の報道担当者はCNNに対し、大会を夏季に開くとの立場に変わりはないと指摘。ただ、時期については国際サッカー界に総意が生まれるなら、この限りではないと述べた。

22年大会の開催時期の変更案については、カタールが10年12月に主催国として選ばれた後、議論の対象となってきた。

欧州サッカー連盟(UEFA)のプラティニ会長は時期変更の提唱者の1人で、英紙イブニング・スタンダードに対し最近、11~12月にかけての開催を期待すると語っていた。1月は冬季五輪と日程が重なることからW杯開催は困難とも述べた。

カタール大会が11~12月に実施された場合、欧州国内のリーグは通常の5月ではなく6月に終了することになるとし、大きな問題にはならないとの考えも示した。

プラティニ氏はまた、22年大会の主催国を決める投票ではカタールを支持したことも明らかにした。理由については、W杯が以前に行われなかった地域での開催に意義があると述べた。

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