パスワードはもう古い? 生体認証に切り替える企業が増加

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顔や指紋、虹彩などを照合する生体認証が、パスワードに取って代わろうとしている

顔や指紋、虹彩などを照合する生体認証が、パスワードに取って代わろうとしている

サンフランシスコ(CNNMoney) 不正アクセスを防ぐためにパスワードを廃止して、指紋などの生体情報を使った認証に切り替える企業が増えている。

生体認証は顔や指紋、虹彩などをスキャンして本人確認をする仕組みで、スマートフォンのホームボタンなどに採用されている。

IT業界関係者の交流団体スパイスワークスによれば、生体認証を使う企業は現在の62%から、2020年までにほぼ90%に達する見通し。現在最も普及しているのは指紋認証の57%で、顔認証は14%にとどまる。

マイクロソフトやフェイスブックなどは、パスワードの全廃を目指している。

2015年には顔や指紋をスキャンしてPCにログインできる仕組みが「ウィンドウズ10」に導入された。次期大型アップデートでは、グーグルなどの各社と共同開発した新しい認証規格「FIDO 2.0」に対応する。

マイクロソフトのID部門幹部、アレックス・シモンズ氏は言う。「パスワードは弱点になる。それ自体がひどい性質をもっているし、覚えておくのも難しい」「企業にとってもパスワードはものすごく高くつく」

同社のヘルプデスクでは、ユーザーのパスワード変更に関する問い合わせ電話への対応に、月額200万ドル(約2億円)以上を費やしているという。

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