スペースXの「ポラリス・ドーン」打ち上げ 民間人初の船外活動へ
(CNN) 米宇宙企業スペースXのロケット「ファルコン9」が米東部標準時10日午前5時23分、米航空宇宙局(NASA)のケネディ宇宙センター(フロリダ州)から打ち上げられた。
スペースXの最新ミッション「ポラリス・ドーン」は、バンアレン放射線帯を通過する大胆かつ危険な旅で、民間人4人の乗組員が初の商用船外活動を目指す。
この打ち上げの様子はX(旧ツイッター)でライブ配信された。
今回の打ち上げは、天候不順による数回の延期を経て実現した。
打ち上げの見通しをより複雑にしたのは、打ち上げ時の天候だけでなく、乗組員が5日間の旅から帰還する際に海面と風が穏やかである必要があったためだ。船外活動を行うと酸素が放出されるため、このミッションでは宇宙で5~6日間しか生命を維持できない。そのため、帰還のタイミングが極めて重要になる可能性がある。