「日本最古のトイレ」破損、車がバックで突っ込む 京都・東福寺

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室町時代に建てられた日本最古のトイレに車が誤ってバックで突っ込み扉が破損した/Kyoto Prefectural Board of Education

室町時代に建てられた日本最古のトイレに車が誤ってバックで突っ込み扉が破損した/Kyoto Prefectural Board of Education

東京(CNN) 京都市の東福寺で17日、日本最古の便所とみられている建築物に文化財保護団体職員の車が誤ってバックで突っ込み、扉が破損する事故があった。地元当局者が明らかにした。

東福寺の広報を務める宇野虓堂さんによると、この事故により、築約600年の共同便所の扉が損傷した。

事故後を捉えた写真には、裂けた木片が建物の床に散乱する様子が写っている。宇野さんによると、この便所は室町時代の前半に建てられたもの。

明治時代初めまで100人以上の修行僧が使っていたことから、「百雪隠(ひゃくせっちん)」の呼び名が付いたという。ただ、実際に一度に使用できるのは40人までで、便所の両側に約20個の穴が並んでいる。

この便所は1902年、日本政府によって国の重要文化財に指定された。宇野さんによると、日本の禅寺に残る最古の便所だという。

宇野さんによると、寺の管理部門は破損した扉を修復する最善の方法について協議している。

宇野さんは負傷者がひとりも出なかったこと、便所の扉が修復可能な状態にあることは不幸中の幸いだと話している。

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