謎の天体「奇妙な電波サークル」、新たな画像公開

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電波望遠鏡「MeerKAT」で捉えた謎の天体「奇妙な電波サークル(ORC)」/© Jayanne English (U. Manitoba)

電波望遠鏡「MeerKAT」で捉えた謎の天体「奇妙な電波サークル(ORC)」/© Jayanne English (U. Manitoba)

(CNN) 宇宙で観測される謎の天体「奇妙な電波サークル(ORC)」について、これまで撮影した中で最も良質の画像がこのほど公開された。2020年に初めて見つかって以来、科学者らを当惑させてきた奇妙な球形の天体に関する知見がより深まるとみられる。

新たな画像は南アフリカ電波天文台(SARAO)の電波望遠鏡「MeerKAT」で捉えたもの。画像とそれにまつわる詳細な情報は21日、学術誌「王立天文学会月報」に掲載された。

天文学者らによると宇宙空間に見えるリング状の天体の直径は約100万光年と、太陽系のある銀河系の16倍に相当する。サークルが最大に達するまでには10億年かかり、他の銀河の範囲を越えながら拡大していくという。

ORCの正体については当初、銀河規模の衝撃波や宇宙の抜け道「ワームホール」である可能性などが取り沙汰されていた。現在は以下の3つの説が有力とみられている。

1つは、銀河の中心で起きた巨大爆発の残存物である可能性。そして銀河の中心からエネルギー粒子を噴出する強力なジェットである可能性。

さらには銀河の中で恒星が誕生する際に引き起こされる衝撃波の結果ではないかとする見方もある。

これまで宇宙で観測されたORCは5例にとどまる。観測できたのは電波望遠鏡を使用した場合のみで、可視光線や赤外線、X線を観測する望遠鏡ではその姿を捉えられていない。

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